調停を弁護士なしで行う方法
調停離婚というのは、あくまでも本人が出頭して、調停委員と話しをしなければいけません。そして、調停委員がお互いの言い分や要求をまとめて、すり合わせをして円満に和解が出来るように尽力してくれます。
調停離婚は家庭裁判所で行われるものなので、調停離婚をするとなると弁護士を頼まなくてはいけない、と思い込んでいる方もいるようですが、弁護士に頼るか頼らないかは本人次第です。
確かに、調停離婚で合意が得られずに訴訟にまで発展してしまった場合には、弁護士に頼むことが必要になってきます。本人訴訟も出来ますが、離婚の訴訟となるとかなり専門的なことまで分かっていないと結局敗訴してしまう可能性があるのです。
ただし、それは訴訟が起きてしまった時の場合であって、調停離婚では専門的なことがどうこうというより、離婚の原因と双方の言い分が重要になります。
ですから、調停離婚を弁護士なしで行うことは出来ます。調停離婚を弁護士なしで行う方法とは、まず離婚の原因を明確にしておくことが必要になります。この原因が曖昧であっては、調停委員の方でも対処に困ってしまいますし、どんなに相手に問題があったとしても調停がこじれてしまったりします。
原因を明確にしたら、次は離婚の原因となった事柄の証拠集めをしておきましょう。
相手の浮気の場合は不倫相手との密会現場の写真、通話履歴などが有効になりますし、暴力の場合は医師の診断書が証拠となります。そうすれば、相手も離婚を回避することが難しいということを理解するので、調停離婚で和解が出来て弁護士に依頼する必要もなくなるのです。
