戦後婚姻率は徐々に減っていきここ10年では0.6%前後の推移を保っているようです。しかし離婚に関しては徐々にではありますが増加している傾向にあるようです。
離婚の現状は、年々増加しているといっていいでしょう。離婚率だけで見てみると、以前よりも減っているように思われますが、離婚率というのは成婚率に対して出される数字です。
したがって、成婚率が下がっている現在では、離婚率も当然下がることになるので、この数字だけで一概に「離婚が減っている」ということにはなりません。
離婚の原因というのはさまざまで、暴力だったり、子供の教育問題、夫婦としての役割を果たしていない、浮気などがあります。しかし、最近では女性の社会的自立ということや、離婚に対しての社会の認識が変わってきているということも原因にあげられるようです。
女性が経済的に自分ひとりでも生活を維持していける給与をもらっている場合、主婦としてやらなければいけないこと、我慢しなくてはいけないことがあっても、それを放棄してしまい離婚に至ることがあります。
また、離婚をするのは良くない、離婚した人は問題があるというような風潮が無くなってきたので、離婚したくても我慢していた人などが離婚に踏み切っています。
ここ数年の離婚の特徴は、結婚して5年未満の離婚、結婚して20年以上の離婚が増えていることです。
景気も離婚に大きく影響するもので、不況が続いて家庭の経済状態が悪化すると離婚に繋がるケースもあります。ですから離婚の原因も、昔とは様変わりしてきていて、傍から見ている家庭生活だけでは、どうして離婚することになったのか分からないようなことが増えてきていると言えます。
現在離婚が成立している夫婦の場合に現状として婚姻期間はどれくらい続いていたことが多いのでしょうか。1年以上5年未満の婚姻期間が一番多いとされています。結婚をしたけど見込み違いだったとか、性格が思っていたものと違っていて・・・