準備をする
どんなことをするにも事前の準備がとても大事ですが、離婚に関しても、しっかりとした準備が必要になります。
離婚をしたいという意思が固まっていたとしても、準備を何もしないまま、離婚を突き付けたり離婚が成立してしまったら、自分にとって不利な結果になってしまうことがあるからです。
まず、相手の浮気や暴力、借金などが原因で離婚する場合には、スムーズに離婚を進めるために、証拠をきちんと揃えておく必要があります。それは、証拠がないと相手が自分の非を認めないこともありますし、審判離婚や裁判離婚になった時、証拠がないと第３者にそれを認めてもらえないからです。
次にしておくのは、離婚するまで、離婚してからの生活にかかる費用を貯めておくことです。離婚するまでには裁判離婚になった場合のことも考慮して、弁護士や行政書士などの費用を用意しておきましょう。
また、財産分与や慰謝料、養育費、年金分割など配偶者に請求するお金の計算をしっかりしておくことも大切です。結婚前に自分が持っていた貯金や財産は財産分与の対象にはならないので、きちんと分けておいてください。
離婚をするまでにもいろいろとお金がかかるものですが、離婚してからは自分で生活していかなくてはいけないので、お金の準備は重要です。相手に非がある場合の離婚でしたら、すぐにでも離婚して顔もみたくないかもしれませんが、準備を怠ってしまうと自分が苦労してしまいます。
ちなみに、慰謝料などはすぐにもらえるとは限らないので、とにかく当面かかる資金は自分で用意しましょう。
