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産後うつによる離婚

女性にとって出産とは、新しい命を生み出す一大仕事。しかし、赤ちゃんが誕生した後にはホルモンバランスが劇的に崩れてしまい、産後うつと呼ばれるうつ状態になってしまう事も少なくありません。

産後うつは精神科でも診断されるれっきとした精神疾病なのですが、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えてうつ状態となってしまうため、配偶者や家族の協力なしでは家事と育児をこなす事ができません。
その事が配偶者にとっては負担やストレスの原因となるのでしょうか、産後うつが原因で離婚をするカップルも実は少なくないのだそうです。

産後うつは、妊娠や出産に不安や悩みを抱えていたり、産後の肥立ちが悪かったり、完璧に育児をしようと頑張るあまりに育児ノイローゼになってしまったり、いろいろな原因によってホルモンバランスや精神状態が崩れてしまって発症します。

産後うつを放置しておくと児童虐待にもつながりかねませんし、自分では心の余裕がなくて「産後うつ」である自覚を持つことも難しいので、周囲が温かくサポートしてあげる事が大切です。

産後うつは薬を飲めば症状が改善してきちんと完治できる疾病です。離婚を考える前にきちんと専門家の治療をうければ、離婚することなく円満な家庭生活を築くことも十分に可能なのです。

産後うつになりそうで不安な方、妊娠を控えて心配な方などは、ぜひ夫婦でカウンセリングなどを受けて、産後うつの症状や解決策などを事前にリサーチしておくことも良いでしょう。